爽やかな秋晴れが続く和歌山県では稲刈りの季節も終わり、黄金色だった田んぼもすっかり青くなりました。秋の香りが漂い四季の移り変わりが実感できるのも、和歌山の風物詩かなと思います。
さて、今回紹介するお店は和歌山市で90年続く畳屋「山哲畳」さんです。
現在4代目の店主山本さんは和歌山で生まれ育ち、ローカル向けはもちろん、和歌山の留学生やSNSを通して海外のへも畳の魅力を発信している次世代の畳職人です。
「古きを温め、新しきを知る」の言葉の通り、和歌山で活躍されている山哲畳さんについて綴っていきたいと思います。
和歌山の温暖な気候に相応しい人柄

「山哲畳」さんは現在親子3世代で営んでおられる、町の畳屋さんです。裁断や加工などを全て自社工場で行い、ひとつひとつ丁寧に作業を進める姿はまさに職人!
あっという間に畳ができあがります。
一畳分の畳をはじめ、写真のような小さなサンプル畳まで、さまざまな種類のものがあります。
個人宅やビルなど和歌山を中心に施工業務を行い、問い合わせがあればどこでも訪問するフットワークの軽さも特徴です。4代目である山本さんは、若くも畳についての知識が深く、なんといっても温和で優しさに溢れる方です。
和歌山の温暖な気候とあってか、住む人は皆さんおっとりして、話し方も優しい印象があります。
まさにそれを象徴するようなお人柄で、ご自身が畳屋を継いだ経緯についても丁寧に教えてくださいました。
またご趣味である写真の腕もピカイチで、お父様が畳を作り上げる姿を収めた写真は、味わい深く職人のこだわりが垣間見られます。
地元密着の畳屋さん


「山哲畳」さんは御曾祖父様から続く、創業90年の街の畳屋さんです。
一般的に畳の寿命は10〜20年だといわれています。状態がよければそれ以上使える畳もあるそうですが、単純に考えると小学生が成人するまで使える、といったイメージになります。
例えば、山哲畳さんで子どもが生まれる前に畳を購入し、彼らの成長と共に使用し取り替える時期がきます。その際、再び山哲畳さんにお願いするといった地域に密着したサイクルが自然とできます。
実際に地元での注文も多いそうで、和歌山で愛され続けていることが分かる、まさにオンリーワンの畳屋さんです。わたしたち家族も来年、こちらの畳を施工していただくことになり、今からワクワクしています!
和歌山から世界へ


4代目である山本さんは、海外の人たちとの交流も積極的に行っています。
和歌山大学で留学生に向けた畳の講義を行ったり、実際に畳に触れてもらう体験会も主催されています。
探究心が強い職人でもある山本さんは、業者を通して四国の農家さんへ足を運ぶとおしゃっていました。
ご自身で見て、聞いて、触れて、い草や畳について学習されているからこそ、それを伝えていきたいという気持ちは人一倍持っておられます。
レクチャーに参加した留学生の反応は三者三様で、驚いたり興味津々で近づいたりと、間近で分かる彼らの表情もうれしいとおっしゃっていました。
参加の記念には小さな畳をプレゼントするそうです。(ステキ!)
和歌山で作られた畳が、世界のどこのお家で飾られている…そう考えるととても感慨深いです。
今後の講義予定などは、HPまたはSNSをチェックしてみてください。
今回訪問した山哲畳さんは、山本さんのキャラクターと畳に対する熱意が、お話しを聞く度にたくさん伝わるお店でした。地元の和歌山が大好きで、ご自身の畳屋をさらに広く浸透させたいという気持ちはステキだと感じました。
これからも和歌山を地盤に成長していく山哲畳さんに注目し、グローバルに活躍する日を、そして創業100年を和歌山市民として楽しみにしたいと思います。
4代目山本さんがいる山哲畳さんへ、畳の相談やお困りごと、悩みなどありましたらぜひ利用して下さい。
山哲畳商店
住所:和歌山県和歌山市島崎町1丁目83
アクセス:JR和歌山線「和歌山駅」より車で約6分
営業時間:8:00~19:00
定休日:日曜・祝日
電話番号:090-2047-1789
問い合わせ:tataminarayamatetsu@gmail.com




















