いつ起こるか分からない自然災害。近年日本では地震をはじめ、大雨や洪水などさまざまな災害が起こっています。
わたしたちは誰でも危険と隣合わせで、日々災害への危機意識をより高める必要がありますね。そして、それら自然災害に伴い各都道府県は対策や災害拠点を作っています。わたしたちが住む和歌山市には「防災公園」といって防災への備えや避難場所として指定された公園があります。
JR紀和駅の高架沿い東西に長くつくられた「紀和駅前公園」は和歌山市初の防災公園です。
今回はその「紀和駅前公園」についてご紹介したいと思います。
市民の憩いの場と防災公園
JR紀和駅を降りると高架下に長い敷地のある公園が目に入ります。青い看板が目印の「紀和駅前公園」です。
「防災公園」と言っても見た目も設備も一般的な公園で、遊具やベンチ、公共トイレなど市民の皆さんの憩いの場になっています。また子どもが遊べる遊具や、ボール遊びなど球技ができるスペースなど日常的に使用できる場所です。

ただ大きく違うのは、公園に設置された遊具が防災グッズに変わることです。それらは公園の敷地説明と共に公園の入口に掲示されており詳しく確認することができます。
災害用仮設トイレの場所は?
実際に公園を歩いてどんなシステムがあるか見て回ります。
まず最初に見つけたのが「災害用仮設トイレ」です。


等間隔に並んだマンホールは仮設用トイレを設置するところです。蓋を取り、注入口へ簡易トイレを設置すると完成です。トイレの種類は「洋式(テント型)(ボックス型)」「和式(テント型)」など、どんなトイレにも適応したつくりになっています。使い方も詳しく絵と文字で説明されているため、誰でも理解できるようになっています。

ベンチから炊き出し用のかまどへ
続いて、向かったのは一見普通のベンチ。

すぐ隣の看板に目を向けると、なんとベンチがかまどになることが書かれておりびっくり!

準備が必要な燃料や炊き出しで使われるお鍋などは、公園内にある貯蔵庫で保管されています。災害時は食べ物が少しでも温かかったり、暖を取るために必要な火があると思うだけでも、安心ですね。利用時の注意事項もしっかり記述されており、はじめての方でも確認しながら準備できます。
休憩スペースや遊具が避難場所へ

公園へ遊びに来た際など、休憩スペースになる場所も災害時には立派なテントに変身します。同じく、遊具であるブランコも災害時には防災ブランコという名のテントになります。

ハンディキャップのある方や、高齢者など支援が必要な方へ場所の確保、そして救護のための場所など使い方は多岐にわたります。このようなパーソナルスペースがひとつでもあると、緊急時に対応できることが増えるのではないでしょうか。
組み立てには、数人の労力が必要ですが、市民のみなさんと力を合わせて完成させたいですね!

水の大切さ
最後にたどり着いたのは、耐震性貯水槽(飲料用)の場所です。
災害が起こると、水道が止まり一定の期間断水になる可能性が高く生活に大きな支障がでます。
そんな時に、公園に貯水槽があり、飲用できる水のストックがあれば非常に安心です。
また耐震性もあることから、強く頑丈なため強い地震がきたときも、水を確保することが可能です。街の一角に飲料用の拠点があると、断水したときには心強いですね!

防災公園では災害時に避難できることはもちろん、避難生活や生活に欠かせない設備が整っています。
その上、人が集まるということは、言葉を交わしたり顔をみることができるので、災害時の不安な気持ちや恐怖心を落ち着かせることができる大切な場所だと思います。
もちろん、普段は普通の公園として利用ができますが「紀和駅前公園」のもう一方の側面も覚え、災害時は助け合っていきたいですね!
紀和駅前公園
住所:和歌山県和歌山市中之島803-20
アクセス:JR和歌山線「紀和駅」から徒歩約2分





















